前編を書いて早2ヶ月。
忘れていた訳でも忙しい訳でもなかったのですが、なかなか更新できませんでした。
待ちわびている人がいたかどうか分かりませんが、完結させるべくようやく更新です。
ユルくお楽しみください。


***前回のあらすじ***
無料航空券でとても変則的なルートを発見。
それは目的地に到着する為に2カ所の乗り継ぎがあるものだった。
初めに立ち寄った国はグアム。
数時間でグアムを五感で感じ、次の国へ旅立つ為に空港へ。
果して全ての国を4日間という短い期間で満喫する事はできるのだろうか。

空港のバーガーキングは残飯の全てを背負って処理しているような体格の女性がレジを担当。
美味しそうに見るのか、危機として見るのか、そんな店の食事を済ませて飛行機に乗り込む。
空港でチェックインをしてくれた現地おばさんが、飛行機に乗る時も一人二役で搭乗券を確認していた。
むちゃくちゃ観光地なグアムを一人で訪れてるイタイ自分を覚えてたようで「また来てくださいね」と言ってくれた。
自分が誰かと再び訪れる事を、期待しないで気長に待っていてほしいものだ。
機内では貴重な仮眠時間の合間に食事。
毎度思うが、寝ては起きての食事の繰り返しは養鶏所の鶏のようだ。
機内では大阪のおばちゃんの軍団もいた。
会話をこっそり聞いてるだけで面白い。
喋りはもちろんの事、見た目からでも何故か関西の人だと分かる雰囲気を醸し出している気がするのは自分だけだろうか。
到着する前に二カ国目の気分を盛り上げるには、否が応でも充分な演出だ。
約3時間後、大阪到着。
大阪に来たらやはり食だろう。
今回は事前に調べた物を食す。
それは大阪が生んだ世界に誇る食べ物、「
TAKOYAKI
」だ。
しかしただのたこ焼きではない。
たこ焼きの元祖を食すのだ。
本来は本店で食べるのが通なのだろうが、簡単に支店で済ませた。
それは「大阪=梅田orくいだおれ」と言う形式が自分の中で勝手に出来上がってしまっているからだった。
自分が訪れた店はたこ焼きも元祖なら、その元になった「ラヂオ焼き」というのもここが元祖らしい。
どっちも食べたかったが、それだけで腹一杯になってしまう。今の状態でさえ2〜3時間おきに食べてるのに。
店内で食べれるというので勧められて入ってみると、開店間際なのに既に数人の客がいる。さすが元祖。
10食限定でたこ焼きとラヂオ焼きが食べられるランチを勧められた。
痒い所に手を届かせてくれる有り難いセットだ。
ドリンクが付いて500円は安い作りたてを食べてもらおうと配慮してるようで、注文してから焼き始める。
その間に、目の前に置いてある店の歴史が書かれたチラシを読む。
「たこ焼きはうちが元祖!」的な事がつらつらと書かれている。
その上、「ソースが掛かってないたこ焼きが本物だ」とまで言い切ってしまっている。
そういう訳でこの店のたこ焼きはソースを付けないで食べる。
とことん期待をさせて、念願のたこ焼き・ラヂオ焼きセットは出来立てアツアツで自分の目の前に出された。
初めて食べたラヂオ焼きはしっかり味が付いていて美味しかった。
ソースを付けない「
本物のたこ焼き
」は、個人的にはソースが付いてる「偽物のたこ焼き」の方が好きだ。
どこか寂しげだしかし、これだけでは終わらない。
更なるラヂオ焼きより元祖になった食べ物があったのだ。
そのたこ焼きの原型になった食べ物を求めてデパ地下を彷徨った。
実は事前に調べておいたにもかかわらず、その場所も名前もメモるのを忘れていた。
デパ地下をリュックを背負ってうろちょろしているのがあまりにも滑稽、かつ冷やかしに見えたのか、売り場のおばちゃんが「何かお探しですか?さっきからウロウロしてるから」と声をかけてきた。
たこ焼きの元祖を探してると伝えると、「行ったり来たりうろちょろするよりもインフォメーションで聞いたらいいんじゃないですか?」と提案してくれた。
大阪のおばちゃん怖い。
早速インフォメーション・コーナーのおじちゃんに聞いてみると、名前も分からないのに僅かな情報だけで売ってる店を教えてくれた。
インフォメーションはなんでも知っている。
商品名をおじちゃんも忘れていたが、求めていた物が「
ちょぼ焼き」だとすぐに思い出してくれた。
自分よりも脳が死んでいない事は確実。
ちょぼ焼きを販売している店は、フードコートのような食事ができる店舗が集まったうちの一つだった。
小さなテーブルに大勢がひしめき合って、立ち食いで食事をしている姿は初めて見る人間としては衝撃的だ。
4種類メニューがあったが「ねぎちょぼ焼き」を選択。
ソースとポン酢を選べるが、大阪ならソースだろうと勝手に決めてソースを付けてもらった。
これがたこ焼きの原点か四角い鉄板で焼かれたちょぼ焼きは、2つ折りになって出される。
こんにゃくなどが入っている。結構美味しかった。
たこ焼きの元祖というよりは、お好み焼きの元祖な気がする。ソースを選択したからか?
次回は他の種類も是非試してみたい。
この鉄板で「元祖」が次々と焼かれていくしかし考えてみたら、元祖のたこ焼きにソースが掛かってないのに、その更に原型のちょぼ焼きにソースを掛けてるはずはないのではないか。
近くでは
イカ焼き
を買い求めてる行列に出くわした。
過去に他の場所で食べたが、ここが有名なのだろう。
気になるけど今回は見送った。このあと食事の約束があるからだ。
約束した食事は自分の意見を尊重して串カツに決定。
ネットで自分の為に探してくれたという店は、24時間営業のオシャレな店で串カツ以外にもメニューは豊富。
深夜に串カツを食べれる店を知らないので、丑三つ時に油でぎとぎとになりたい時の為に覚えておこうと思う。
初めて会う友達の旦那と子供の4人で昼間から酒を飲み、楽しく美味しく食事ができた。
3人と別れて空港へ行く電車でよだれを垂らしながら熟睡。
小麦粉と揚げ物で満たされた腹と、ちとハードな旅で疲れが現れてきてるよう。
しかし本来の目的地にはまだ着いてないのだ。
世界の空港の総合ランキングで上位に入る関西国際空港。なのにガラガラ。
ゲートへの架け橋になるシャトルは自分を含めて3人。自分以外の2人は空港の職員だ。
きれいだが、ガラーンとした雰囲気の空港内上位だからか知らないが、ネットも無料で使える。
早速次に目指す国の情報を得るために活用しようとしたらブロックされた。
さすが上位、アダルト対策も万全だ。
公共の場で何を調べてるんだゲートで搭乗案内を待っていると、向かいに子連れの白人女性が電話で会話をしている。
切り際に「アイラブユー」とあくびをしながら言っていた。
みんなそんな思い入れもなく言ってるもんなのか?
よくテレビ番組を観てると、事件や事故で亡くなった人が最後に残したメッセージで「アイラブユー」と言ってるが、この飛行機が墜落しても彼女のメッセージは使えないだろう。
家庭で本格的な大阪のたこ焼きの味を!
大阪のお土産がここに集約!